アラキドン酸(ビタミンF)とはどんな栄養素?効果とデメリットを徹底解説

アラキドン酸とはどんな栄養素?栄養とサプリメント
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アラキドン酸はγ-リノレン酸とともにビタミンFと呼ばれる必須脂肪酸の一つです。必須脂肪酸なので、食物を食べることにより摂取する必要があります。たとえば、肉、魚、卵などの動物性の脂肪にも多く含まれています。また、リノール酸を含む食品をたべると、γ-リノレン酸を経て体内で合成されます。

ここではそんなアラキドン酸の効果とデメリット、多く含まれる食品を解説していきます。

アラキドン酸の効果(メリット)

アラキドン酸の主な効果は、血圧や免疫機能を調節してくれることです。

アラキドン酸はプロスタグランジンⅡ系列の生態調節ホルモンの原料となります。このホルモンは、プロスタグランジンⅠ系列に対して競合的に働くことで、血圧や免疫系の機能を調整します。

胎児や乳児の正常な発育にも不可欠な栄養素です。

アラキドン酸のデメリット

アラキドン酸は体の機能を正常に保ち、健康を維持するために重要な働きをとる脂肪酸ですが、過剰にとるとがんやアレルギー、炎症、血栓などを引き起こします。

アラキドン酸の摂取量は、この50年間で4倍にも増えました。肉食が増えたこととリノール酸の過剰摂取が原因だと考えられます。このため、日本でも肺がんや大腸がん、乳がん、前立せんがん、皮膚がんなどの欧米型のがんが急増しています。

リノール酸の摂取は控えめにしてアラキドン酸の過剰摂取にならないように注意した食生活を送りましょう。

アラキドン酸を多く含む食品

食品名100グラムあたりの栄養素
豚レバー301mg
さざえ18mg
干しひじき88mg
伊勢えび58mg
わかめ33mg
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