アスパラギン酸とはどんな栄養素?疲労回復に役立つ効率的な摂り方を紹介

アスパラギン酸とはどんな栄養素?栄養とサプリメント
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アスパラギン酸とは非必須アミノ酸の一種であり、野菜のアスパラガスから発見された栄養素です。その主な役割としては、新陳代謝を活発にし、高い疲労回復効果があるといわれています。このページでは、アスパラギン酸の効果と効率的な摂り方を徹底紹介します。

アスパラギン酸の疲労回復効果

アスパラギン酸は疲労に対する抵抗力をつけ活力を高めるといわれています。アスパラギン酸からエネルギー代謝(TCAサイクル)に関与するオキサロ酢酸が生じるため、窒素やエネルギーの代謝を高めます。そのため、疲労に対する抵抗力がつき、活力が高まります。このような作用があることから、スタミナ強化をうたったドリンク剤にも用いられています。

アスパラギン酸は有毒なアンモニアを排出

アスパラギン酸は、たんぱく質の合成材料となるほかに、体内で循環器系に入ると、毒性を発揮するアンモニアを体外に排出する作用もあります。このような、尿の合成を促進して毒性を排除する作用がある為に、結果的に中枢神経を守るうえでの貢献もしています。さらに、神経伝達物資の材料にもなります。

しかし、気を付けなければいけないのは、がん細胞の種類によっては、体内にあるアスパラギン酸を取り込んで元気づくものがあることです。そのため、特定のがん患者に対しては、アスパラギン酸分解酵素が投与されることがあります。

アスパラギン酸を多く含む食品

食品名100gあたりのアスパラギン酸
大豆4400mg
高野豆腐6400mg
ゆば6700mg
しらす干し3500mg
かつお節7400mg

アスパラギン酸の効率的な摂り方

もやしやアスパラガスは、手軽に手に入り、調理しやすいアスパラギン酸の供給源です。どちらもかためにゆでて急速にひやすことによって、水溶性ビタミンの損失が抑えられ、歯触りも生きます。栄養を最大限に活かすとしたら、アスパラガスは新鮮なものを、生のままいためたり揚げたりします。もやしも、ゆでるよりからいりのほうがより効率的にアスパラギン酸を摂取できます。

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