顔にも筋力トレーニングを行うことができることを皆さんご存知でしょうか?
昨今の日常生活が原因で、ほうれい線が浮き出てしまったり、2重あごにみえる人が増えてしまっているといわれています。たとえば、スマホを見る挙動をするとあごの下にたるみが出てしまうのでよくない動作の一つです。
また、顔の筋トレもきちんとウォーミングアップをしてやらないと、むくみにつながってしまったりします。
このページでは、表情筋の筋トレを用いて、すっきり小顔になる方法を説明していきます。
顔の筋肉の種類と働き
顔の筋肉は約30種類以上の筋肉が相互に作用して、表情を作り出しています。
本来、体の筋肉は骨と骨をつないでいるものですが、顔面の筋肉は骨と表情につながっているため、様々な複雑の表情を表すことができるのです。
顔の筋肉は、日常生活では全体の30%ほどしか使われておらず、普段使用されていない筋肉の衰えや、加齢などが原因となってしわやたるみができるのです。
そのため、表情筋のトレーニングを行うことで、普段使用されていない筋肉に刺激を与えることは、とても大切なことなのです。
前頭筋(眉の筋肉)
眉毛の上の方に位置している筋肉になります。
眉を上げる働きがあり、この前頭筋が衰えると額にシワが増えてきます。
眼輪筋(目の周りの筋肉)
目の周辺にある筋肉で、表情を作りだす重要な要素の一つです。
主に目を開け閉めさせる働きがあります。
眼輪筋が衰えてしまうと、眼尻にシワが増えてしまいます。
頬筋(ほほの筋肉)
あごの関節から口角まで伸びている筋肉です。口角をあげる働きがあります。
頬筋が衰えてしまうと口角が下がってしまいます。
口輪筋(口の周りの筋肉)
口の周りにある筋肉です。口元の複雑な表情を作り出すのに用いられます。
口輪筋が衰えてしまうと、口元のたるみやシワにつながってしまいます。
頤筋(あごの下の筋肉)
頤筋(おとがいきん)は唇の下から顎にかけて伸びている筋肉です。
下あごを押し下げて、あごのラインを引き締める効果があります。
頤筋が衰えてしまうと2重あごになってしまいます。
表情筋トレーニングの効果について
表情筋のトレーニングを行うことで、日常生活では使われていない70%の筋肉に刺激をあたえることができます。
顔の筋肉が衰えてしまうとしわやたるみが増えてしまうので、少しでも衰えを感じてきたら表情筋トレーニングをするようにしましょう。
他の筋肉と同じで、しっかりとした栄養と刺激を与えることで、顔の筋肉も若返るといわれています。その効果については以下の通りです。
二重あごをなくして小顔にする効果
あご回りにある筋肉(頤筋・おとがいきん)を引き締めることで、あごのたるみをなくします。
ほうれい線やしわをなくす効果
頬の筋肉の衰えからくるほうれい線や、目や口の周辺にある筋肉の衰えから発生するしわをなくす効果があります。
むくみやくすみをなくす効果
顔全体のトレーニングをすることで、顔面の血行が促進されます。
血行の促進にともなって、くすみやむくみを解消することができ、美肌になる効果もあります。
表情筋トレーニングの正しいやり方と効果
表情筋のトレーニングを行うメリットは十分に分かったと思います。
それでは、表情筋トレーニングの正しいやり方を部位別に説明していきます。
まずは、表情筋のトレーニングを行う前に、顔面の筋肉をほぐすウォーミングアップを行うようにしましょう。
ウォーミングアップ
- 口を開いて、顔全体を上下に伸ばします。
- 口を閉じて、顔全体をつぼめるようにします。
- 口を左右に伸ばして、顔を手のひらを使って横に伸ばします。
- 口を閉じて、顔全体をつおめるようにします。
上下左右を意識して、各動作を五秒間隔で行うようにしましょう!
前頭筋の筋トレ(まゆの運動)
- まゆげを上下に上げ下げします。
- 3秒間隔で上下8セット行いましょう
前頭筋のトレーニングでは、額にできるしわを伸ばす効果があります。
眼輪筋の筋トレ(目元の運動)
- 両目を力強く閉じて、5秒間保ちます
- ぱっと大きく見開いて、5秒間保ちます。
- 上記1~2を5セット繰り返します。
- 右目を閉じて、左目を開けて3秒間保ちます。
- 左目を閉じて、右目を開けて3秒間保ちます。
- 上記4~5を5セット繰り返します。
眼輪筋のトレーニングでは、眼じりのしわや目元のたるみをとることができます。
頬筋の筋トレ(ほほの運動)
- 口角を大きく上げて、そのまま10秒間キープする
- 口角を大きくさげて、そのまま10秒間キープする
- 上記1~2を3セット繰り返す
頬筋の筋トレでは、口元のたるみを解消することができます。
口輪筋の筋トレ(口元の運動)
- 「あ」「い」「う」「え」「お」の形を大きく口で作る
- それぞれを2秒間キープする
- 上記を3セット繰り返す。
口輪筋の筋トレでは、大きく発音することをイメージしてトレーニングを行うことが大切です。
ちいさな挙動では、周辺の筋肉まで刺激を与えることができません。
このトレーニングでは、ほうれい線を薄くする効果があります。
頤筋(おとがい筋)の筋トレ
- あごの下にあるおとがい筋を意識して、上を思いっきり向く
- そのまま、舌を思いっきり上に向かって5秒間伸ばす
- 上記を5セット繰り返す。
頤筋(おとがい筋)を鍛えることで、2重あごを防止する効果があります。
すっきり引き締めて、小顔になりたい方はぜひおこなってください。
表情筋トレーニングの効果をさらに発揮するために
表情筋トレーニングはいかがでしたでしょうか?
表情筋のトレーニングを毎日継続して行うことで、小顔効果や美肌効果を実現することができます。
さらに顔の筋トレ効果を発揮させたい方は、栄養と休息をきちんととるようにしましょう。
毎日継続して行うことで、すっきりとした綺麗な顔を目指していきましょう。